2009-12-20

ここにきて

移植周期がスタートしてからも10日も通院がない間にいつしか治療が少し遠いところにあるような感覚になっていたのですが、通院前日、寝ようとしたときぐらいから急に落ち着かなくなりました。

本当にちゃんとお迎えできるホルモン状態になれるのか、無事にたまごが解けてくれるのか、そのあとしがみついてくれるのか・・・。その答えは誰にもわかりません。確率が示されていたとしても自分がそのどちらに当たるのかはわからないのです。心配したって、心配だって言ったって何の役にも立たないのですが、口に出さずにはいられない状態になってきて、旦那さまにまとわりついては同じことを繰り返しています。

旦那さまは「ああ、始まった・・」と思っているらしく、もくもくと家事をやってくれるようになりました。夢クリ通院でのタイミングをあきらめて体外に進んだ頃から、私を操縦するコツをつかんだらしく、私が落ち着かなくなるとちゃんと片付けをしてくれて、私が落ち着くと手を引いてしまうというなかなか上手な手綱さばきを見せております。
さすがに今朝はめんどくさくなったらしく、「考えても始まらないことはおいとけばいいじゃん」と言ってはおりましたが、適当にかわしつつ、奮闘中です。

昨日は夕方、打ち合わせで大学院時代の同窓生がかなり集まったのですが、しばらく会わないうちに子どもが生まれた先輩、同級生、後輩たちがそれなりにいることを知って、内心うらやましい気持ちになったのでした。大学院のときの同窓生は友人であり、また研究者としていい意味でのライバルでもあって、最近ちゃんと論文書いてないなあ、とか、そういう反省をもたらすことはしばしばあります。なかなか論文に仕上げられないのもまたしんどいものでもあるのですが、それは「こぼす暇があれば、やるべきことやればいい」という解決策があります。一方、赤ちゃんがいつやってきてくれるのかは努力だけではどうにもならないもので。

昨日は夢クリ帰りに烏森神社にお参りし、お願いしてきました。
神頼みぐらいしかできることがないというのもまた辛いものだなあと改めて思いましたが、逆にいえば、これ以外のことは自分でなんとかできる環境にあったことは、実にありがたい、ラッキーな環境にいたのだなあと思い直しました。


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2 件のコメント:

  1. こんばんわ!
    いよいよ移植日秒読み段階になってきましたね。
    不安な気持ちよく分かります。
    私も移植前に、何度も移植中止になった夢を見ました。
    旦那様にまとわりついて・・・というところも私と同じです。
    うちの夫は逃げ腰でしたが、ぴょんたさんの旦那様の手綱さばきは見事ですね^^

    ぴょんたさんの今日の記事を読んで、私反省しました。
    今まで努力してどうにもならなかったことってあまりなくて、
    「どうして赤ちゃんだけはダメなの?」て腐ってたんです。
    でも、考えたらそれ以外のことがかなえられた環境て、実はすごくラッキーなことだったんですよね。
    何だかそう考えたら、もう少し頑張れそうな気がしてきました!

    これからしばらくは、応援専門で頑張ります^^
    無事にぴょんたさんの卵ちゃんが戻ってこれますようにと祈ってますね!

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  2. >らーたん。さん

    コメントありがとうございます。
    夫のコントロールはなかなかの腕前になってきましたが、治療を始めて以降、そこに至るまでには何度か二人とも泣きながらの言い合いになりました(笑)。付き合ってかれこれ12年、喧嘩することなんかほとんどなかったし、夫が泣くなんてことはまずなかったんですけど。

    不妊治療は努力すればなんとかなることをあたりまえだと思っていた感覚を冷静にさせてくれるなあと思います。もし願いがかなったときの子育ての予行演習かもしれませんね。うちの夫婦は二人ともやればなんとななるという感覚をどこか強く持っている気がするので、そのまま苦労なく子育てに突入していたら危険だったかも、なんて思うこともあります。

    また機が熟して、らーたん。さんのところに元気なたまごちゃんが戻ってきてくれる日を応援しつつ待っています。
    私は当面上がったり、下ったりしながら過ごすことになりそうですが、なんとか毎日を楽しく過ごしたいと思います。

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