2010-02-09

BT44:通院日-服薬終了!

前回から1週間後の通院日でした。いつもどおり7:50の指定。
今日も3分ばかり遅刻して受付。(自宅から比較的近いくせにしばしば遅刻する私。雪の日が一番早かった・・・)
4階に移動するためエレベータに乗ったら、見たことがあるような気がする男性が一人。一瞬考えたあと、2番先生だと分かりました。大急ぎで出勤されてきたようなご様子。お疲れ様です。

8時ちょっとすぎに採血の流れがピタリと止まり、「あれ?採血してもらえないのかしら?」と思った頃にまず外来受付。尿検査の指示があり、「採血はないんですか?」と聞いたら、表示に従ってください、とのこと。
採尿を終えた頃、採血の流れも再開され、無事に採血してもらえました。

今日の採卵は院長だったのか、院長の4階のお出ましはいつもより遅めで、内診へ呼ばれたのは10時前になっていました。
なんとなく、今週は育ってくれているような気がしていたのですが、それでもやはりドキドキしながら内診台へ。モニターを見つめていると、なんとなく人間ぽい形になってきたうさたまの姿が見えました。心拍が200に伸びているのを見て一安心。
胎児も胎嚢もそれぞれ測定してもらい、内診終了。

10時半を回る頃、問診開始。院長、今日もお元気な様子。勢いよくどんどん呼ばれていきます。

紙を渡されて、なんて言われるのか、緊張して待つと

院長:(胎児)21ミリ。まあ、こんなもんでしょう。

私:はい

院長:E2がまだ低いね。入っとる袋がちょっと小さいのが原因でしょう。薬での補充は必要ありませんが、まだもう少しやね。次回、10日後、上がっとったら紹介やね。

私:はい、そうですか。

院長:○○区、か。そこらへんだと、○○病院、××病院、△△病院・・・・・は、全部周産期医療センターですから、それ以外のところを探してください。大学病院は全部だめやね。

私:え、あ、そうですか。(私が診察の予約を入れた病院は一番最初に否定されました。)予約がとれれば大丈夫なんでしょうか。

院長:予約は受付の窓口の問題だから別よ。中の実情と窓口は別。だからいくら受付で予約とれても実際に行くと、あとで文句がくる。ハイリスクの人を入れられなくなるから、不妊治療院はもっと考えろ、と。体外受精をしたからといって、今はもうハイリスクでもなんでもないんよ。10年前、20年前とは違う。普通の出産と同じ。

私:あ、はい、そうなんですか。

院長:そういうところは、何々先生がちゃんと診てくれる、という個人名入りの紹介状じゃないと出せん。○○病院あて、のようなのはできん。

私:はい。わかりました。

E2:542
P4:13.9
心拍:200bpm
胎児:21.6ミリ
胎嚢:39.4×30.2

私がよほど不安そうな顔をして聞いていたのか、丁寧に説明してくれました。

私としては、診てくれる先生の名前が分かれば大丈夫、というところに活路を見出して話をきいていました。予約のとき、先生一人一人に対して予約をするシステムだったので、もう一度電話すればフルネームも教えてくれるだろうし、そうすれば大丈夫そうだ、と。

今日は薬がなかったので、3階に下りてしまっていいのか、処置室待ちをしなければいけないのか分からなかったので、そのまま4階で待っていました。会計だと表示が出るので、処置室なしで会計になっても4階から降りればいいし、と思って。
30分ほど待って会計の表示が 出たので3階に降りて、会計。今日で4週間の診断書が切れるので、続きを発行してもらいたい旨を伝えて終了。

3階は満席に近いぐらい多くの人がいました。
前回もそうですが、火曜日は5番先生がお休みなので、通常コースの方の診察が遅々として進まないですね。時間指定でも11時を回りますが、8時前から再来受付機に並ばれたと思う方たちの番号が11時ぐらいになって呼ばれているのを聞くと、本当に治療のための通院は大変だなあと思います。
こんなに頑張っているすべての人のところに、一日も早く赤ちゃんが来てくれることを改めて思った通院でした。

帰りに区の保健センターに寄って母子手帳と諸々のセットをもらってきたのですが、それについてはまた後日報告します。

保健センターからの帰り道、晴れ渡った空を見て、ちょうど10年前のことを思い出しました。
2日連続の徹夜のあと、修士論文を提出し、フラフラしながらやっと解放された~と家に向かって帰る途中、こんな感じだったなあ、と。当時、修士論文の成績によって博士課程に進学できるかどうかが決まる、ということもあったし、研究者としてやっていくための試金石だ、みたいな気持ちもあって、本当に必死でした。
提出後の帰り道は、一生懸命やったと思う充実感と、疲労と、寝不足による眩しさが相まった感覚で今も印象深く覚えています。その翌日からまた審査会の準備、投稿論文の準備などなど、終わりのない日々の始まりで、決してゴールではなく、ようやくスタートだったんですが。

今日は寝不足も疲労もないけれど、卒業予告を聞けて、服薬から解放されて、母子手帳をもらう気持ちにもなり、次のスタートが見えたような気持ちになったのかなあ。久しぶりにあのときの空を思い出しました。



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6 件のコメント:

  1. 順調ですね!4時間半コースの中にわたしもいました~。2番先生の出勤姿、見たかったです(笑)。
    大学病院や周産期への紹介がNGな件、色々な方のブログで目にしていますが、やっぱりそうなんですね。私の友人は何のリスクもない自然妊娠で普通に周産期の病院に予約をとって分娩していたので、一般の人が受け入れられているのに夢クリ側が患者の選択にNG出すことってできるのかしらと疑問に思っていました。院長が紹介状を出したら大学病院側も絶対受け入れないとならなくなってしまうからでしょうけど・・・。個人病院に紹介してもらってからさらに転院、とかいう裏技もありかしら、と考えていましたが、あらかじめ先生の名前がわかっていたらOKとか、あるのかもしれませんね。勉強になります。産院が決まるまで色々悩みそうですね~。

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  2. 院長の「まあ、こんなもんでしょう」は、お褒めの言葉ですね。おめでとうございます!

    ぴょんたさんの第一希望の病院に私も一昨日問い合わせてみたのですが、分娩予約は2/8朝の時点で9/10まで締めきられているようです。初診予約は一応入れましたが、単純に換算すると無理っぽいなあと半ばあきらめています。悩みますね~

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  3. >himekoさん

    5番先生がお休みの火曜日はやはり激込みになっちゃうみたいですね。4時間半とはほんと、お疲れ様でした。

    夢クリを卒業されてからも、一般の産科に紹介されたけれど、ハイリスクと診断されて大学病院に代わった方はけっこういらっしゃるようなので、2段階紹介というのもアリかもしれません。ただ、夢クリでは順調にいって紹介が10週なので、受診は11週ごろになっちゃいますよね。となると、競争率の高いところはなかなか難しそうです。

    私も最終的にどうなるかわかりませんが、最善をつくしたいと思います。

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  4. >フクさん

    そうなんですよね。初診の後でしか分娩予約はとれないので、無理かなあと思いながらダメ元で、と思っています。

    フクさんも順調なんですね。安静生活、お互いがんばりましょう!

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  5. 大学病院や周産期への紹介はそんなにはっきりとNGと言われるのですか・・・。いつも院長とのやり取りを細かく書いて下さって本当に参考になります。

    しかし産院探しは大変ですね。。。
    5Wの時、金曜に夢クリにも近いJ医大病院に電話したところ、まだ9月末分娩の空きはあるから初診に来てとのことだったので、なんだ余裕じゃないか~と思い、週明けの月曜に行ったら、もういっぱいですと受付で断られました(汗
    他も色々あたっていますが、まだ確約された所はありません。

    そんな中天使のような病院が!!!
    港区の虎ノ門病院です(参考になればと思いあえて実名で)。
    30Wまでに来れば大丈夫ですよ~と信じられないお答え。分娩制限もしていないからというのですが、あちこちで断られた後だと思わず疑心暗鬼になってしまいますよね。ほんとかな?
    全滅なら最後に頼らせていただこうかと思っています。

    ぴょんたさんはご希望の病院で決まりそうでよかったですね!
    万が一の場合は、虎ノ門病院があるのでご心配なく~(笑

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  6. >kumaさん

    虎ノ門情報、ありがとうございます。30週まででOKというのはありがたいですね。自然妊娠であれば気づいた段階ですぐ予約もできますが、我々はなかなかそうもいきませんから、どうしても出遅れてしまいますよね。絶対大丈夫というところの情報があると安心です。ありがとうございました。

    わたしも第一希望と考えていたところは厳しそうなので、もう少し選択肢を増やしながら検討中です。

    kumaさんも順調に進まれること、応援しています。産院も無事、決まりますように。

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